繁忙期カレンダー

花屋の1年の繁忙期カレンダー
&需要予測【保存版】

母の日・お盆・お彼岸・クリスマス…年間の需要の山を月別に可視化します

花屋さんの売上は、1年を通してなだらかではありません。 母の日に一気に跳ね上がり、お盆と年末でまた山ができ、その合間に静かな谷がある—— この「需要の波」を先に知っておくだけで、仕入れ・人員・予約受付の準備がぐっと楽になります。

この記事では、花屋の1年の繁忙期を月別カレンダーと需要グラフで可視化し、 それぞれの物日(ものび)で「いつ・何を・どう準備するか」を保存版としてまとめました。 来年の計画づくりや、新しく入ったスタッフへの引き継ぎにもそのまま使える内容です。

約3.6倍母の日の切り花支出(1日平均比)出典: 総務省・家計調査
5つの山3月・5月・8月・9月・12月の物日出典: 農林水産省 花き産業振興方針
71%母の日の予算を「前年と同程度に維持」出典: 花キューピット 2026調査

まず全体像: 花屋の「需要カレンダー」を1枚で

細かい解説に入る前に、1年の需要の波をグラフで掴んでおきましょう。 年間平均を100としたときの、月ごとの繁忙度の目安です。

花屋の年間「需要カレンダー」— 月別の繁忙度(目安)

年間平均を100としたときの相対的な需要の高まり(編集部による目安)

1月
70
2月
75
3月
135
4月
95
5月
160
6月
85
7月
80
8月
120
9月
115
10月
65
11月
70
12月
130
最繁忙(母の日)繁忙期通常

ひと目で分かるのは、5月(母の日)が突出した最繁忙期で、12月(クリスマス・年末)・3月(卒業・春彼岸)・8月(お盆)・9月(秋彼岸・敬老の日)が それに続く山だということ。農林水産省の資料でも、3月(彼岸)・5月(母の日)・8月(お盆)・9月(彼岸)・12月(年末年始)といった 「物日のある月」に購入金額が高くなる傾向が示されています。

ポイント: 逆に 10〜11月 は比較的落ち着く谷の時期。 ここは「忙しくて後回しにしていた仕組みづくり」(予約ページの整備、顧客リストの整理、年末商戦の仕込み)に あてるのが、繁忙期を乗り切る花屋さんの定石です。


月別・繁忙期カレンダー一覧表

次に、各月の物日・売れる花・準備の開始時期を一覧にまとめました。 「いつから動き出すか」を逆算する地図として使ってください。

月主な物日・イベントよく動く花準備開始の目安
1月お正月飾り・成人式松・千両・菊・ラナンキュラス12月上旬
2月バレンタイン・卒業前倒しバラ・チューリップ・スイートピー1月中旬
3月 卒業式・春彼岸・ホワイトデー・送別花束全般・仏花・スイートピー2月中旬
4月入学式・歓送迎会・開店祝いスタンド花・アレンジ・桜枝物3月中旬
5月 母の日(最繁忙)カーネーション・鉢物アジサイ3月〜(約2ヶ月前)
6月父の日・ジューンブライドひまわり・黄系の花・ブライダル装花5月中旬
7月お中元・新盆(一部地域)ユリ・りんどう・夏の鉢物6月下旬
8月 お盆(13〜16日)菊・りんどう・ユリ(仏花)7月下旬
9月 秋彼岸・敬老の日仏花・りんどう・鉢物8月下旬
10月(比較的落ち着く・仕込み期)秋色アレンジ・ハロウィン装飾—
11月七五三・年末商戦の前倒し準備クリスマス資材の仕込み—
12月 クリスマス・年末・お正月準備ポインセチア・シクラメン・松11月上旬

=繁忙期、=1年で最も忙しい母の日。準備開始の目安は、予約告知・資材手配を動かし始めるタイミングです。 仕入れの市場発注はこれよりさらに早く動くこともあるため、特に母の日は早めの逆算が安全です。


① 最繁忙: 母の日(5月)— 年間最大の山

花屋にとって1年で最大の勝負どころが母の日です。 総務省・家計調査によると、母の日(5月)の切り花への支出は1日平均のおよそ3.6倍に達します。 この1日に向けて、需要が一気に集中するのが特徴です。

さらに、花キューピットの2026年消費者調査では、物価高のなかでも71%が 「前年と同程度の予算を維持する」と回答。予算帯の最多は3,000〜4,999円(44%)でした。 つまり「客単価を落とさず、いかに取りこぼさないか」が母の日の鍵になります。

  • 約2ヶ月前(3月)から仕入れ・予約設計を逆算で開始
  • 予約受付は3〜4週間前に告知し、ピークを前後に分散させる
  • カーネーションに加え、鑑賞期間の長い鉢物アジサイを売り場に(近年需要が拡大)
  • 電話に集中させず、web予約・LINEで受付の入口を増やす

母の日直前の具体的な動き方は、母の日直前の花屋レポートに詳しくまとめています。


② 仏花の二大シーズン: お盆(8月)と お彼岸(3月・9月)

母の日・クリスマスの華やかな需要とは性格が違うのが、お盆とお彼岸の仏花需要です。 日付がほぼ固定されている(お盆は8月13〜16日、彼岸は春分・秋分の前後)ため、需要の読みやすい繁忙期といえます。

  • 菊・りんどう・ユリを中心に、仏花・墓参り用の小束をまとまった数で用意
  • お彼岸(3月・9月)は週末に需要が集中しやすいので、曜日を見て発注量を調整
  • 高齢のお客様も多いため、電話・店頭+web予約の両方の窓口を残す

仏花需要は「数を読んで、無駄なくさばく」ことが利益に直結します。 前年の同じ物日の出数を記録しておくと、翌年の発注精度が一気に上がります。


③ 年末の山: クリスマス・年末年始(12月)

12月はクリスマス → 年末の正月準備と需要が二段で続く、 母の日に次ぐ大きな繁忙期です。

  • 11月上旬からクリスマス資材(ポインセチア・シクラメン・リース材料)を仕込む
  • クリスマスが終わったら即、松・千両・菊などお正月の縁起物へ売り場を切り替え
  • 年末は短期間に集中するため、受取日時の予約枠を設けて店頭の混雑を平準化

年末の受注をさばく具体策は、Notionを使った花屋の注文管理もあわせてどうぞ。注文を一覧化するだけで取り違えが激減します。


④ 谷の時期(10〜11月)こそ、仕組みを整える

需要グラフで谷になる10〜11月は、売上的には静かですが、翌年の繁忙期を左右する「仕込み期」です。 忙しい時期には手が回らなかった次のことを、この時期にこそ進めましょう。

  • web予約・注文ページの整備(母の日・年末に向けて受付の入口をつくる)
  • 顧客リスト・LINE友だちの整理(記念日リマインドの土台づくり)
  • 前年の物日ごとの出数を振り返り、来年の発注計画に反映
  • 年末・クリスマス商戦の資材とオペレーションの準備

繁忙期を「取りこぼさない」ための受け皿づくり

需要カレンダーで山が分かっても、注文の受け皿が「電話だけ」だと取りこぼします。 母の日やお盆のピークには電話が鳴りやまず、制作の手が止まり、 かかってきた電話に出られないあいだに注文の機会を逃してしまう——花屋さんなら誰もが経験する場面です。

ここで効くのが web予約・LINEでの事前注文です。 受取日・予算・用途をあらかじめ入力してもらえるので、 当日のやりとりと取り違えが大きく減り、繁忙期でも制作に集中できます。

私たち Daffodii は、まさにこの「繁忙期の注文の受け皿」を花屋さん向けに用意するサービスです。 お店の営業時間・配達エリア・商品メニューに合わせたLINE・web予約ページをつくれて、 母の日やお盆のような受取日時の予約枠も設定できます。 予約の確認やリマインドも自動なので、需要の山に合わせて計画的に受付を設計できます。

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よくある質問(FAQ)

Q. 花屋の一番の繁忙期はいつですか?

A. 1年で最も売上が動くのは5月の母の日です。総務省・家計調査では、母の日(5月)の切り花への支出は 1日平均のおよそ3.6倍に達します。次いで12月(クリスマス・年末)、3月(卒業・春彼岸)、 8月(お盆)、9月(秋彼岸・敬老の日)が大きな山になります。

Q. 花の需要が高い月はどう分かれますか?

A. 農林水産省の資料では、3月(彼岸)・5月(母の日)・8月(お盆)・9月(彼岸)・12月(年末年始)など 「物日」のある月に購入金額が高くなる傾向があります。逆に10〜11月は比較的落ち着く時期です。

Q. 繁忙期の準備はどのくらい前から始めればいいですか?

A. 母の日・クリスマスなど大きな物日は、3〜6週間前から予約受付の告知を始めるのが目安です。 仕入れの発注はさらに早く動くため、母の日は約2ヶ月前から逆算して準備すると取りこぼしを防げます。

Q. 繁忙期の電話・注文のパンクはどう防げますか?

A. web予約・LINEで事前注文を受ければ、受取日・予算・用途を事前に入力してもらえるため、 当日のやりとりと取り違えが大きく減ります。需要カレンダーで山が分かっていれば、 受付開始日も計画的に設計できます。


まとめ

  • 花屋の需要は1年でなだらかではなく、5月(母の日)を最大の山に明確な波がある
  • 続く山は12月(クリスマス・年末)・3月・8月・9月の物日
  • 母の日の切り花支出は1日平均の約3.6倍(総務省・家計調査)
  • 10〜11月の谷は、来年に向けた仕組みづくりの好機
  • 山を取りこぼさない鍵は、web予約・LINEの受け皿づくり

繁忙期は「来てから慌てる」ものではなく、カレンダーで先に読んで備えるもの。 この需要カレンダーをブックマークして、来年の計画づくりにお役立てください。

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出典