「夜、閉店後にお店のInstagramを見た人から『この花束、注文できますか?』とDMが来ていた—— でも気づいたのは翌朝だった」。 そんな“取りこぼし”に心当たりはありませんか?
電話が中心の花屋さんは、営業時間外・遠方・忙しくて電話しづらいお客様の注文を、知らないうちに逃しているかもしれません。 そこで役立つのがネット注文の仕組みです。
日本のネット通販(物販系BtoB-EC)市場は2024年に15.2兆円(前年比3.7%増)まで拡大し、 商品をネットで買う割合(EC化率)は9.78%まで伸びています (出典: 経済産業省「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」(2025年8月))。花屋さんにとっても、ネット注文はもう「あれば便利」ではなく 「用意しておくべき入口」になりつつあります。
とはいえ、いざ始めようとすると「BASE? Shopify? それとも専用システム?」と迷ってしまうもの。この記事では、花屋がネット注文を始める方法を4つのタイプに整理し、 料金・手数料・花屋向け機能をフラットに比較します。 最後に自店に合うタイプが分かるフローチャートも用意しました👇
🌙 「夜間・遠方の1件」を積み重ねると大きい
営業時間外に来る問い合わせは、翌朝には別のお店で頼まれていることも少なくありません。ネット注文は、この「気づけなかった注文」を自動で受け止める箱をお店に置くイメージです。
花屋がネット注文を始める4つの方法
ネット注文と一口に言っても、道具はさまざまです。 まずは大きく4タイプに分けて全体像をつかみましょう。
🛒
① 汎用EC
BASE / Shopify / minne など
「ネットショップ」を作って商品を並べるタイプ。ドライフラワーや雑貨などの物販と相性がよい。
📝
② 注文・予約フォーム
Googleフォーム / formrun など
最小限のフォームで注文を受け付ける。まず無料で試したい花屋さんの第一歩に。
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③ 花屋専用の受注システム
Daffodii など
配達エリア・受け渡し方法・メッセージカードなど、花屋特有の項目が最初から組み込まれている。
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④ フラワーモール
花キューピット など
大手のプラットフォームに出店。集客力は高いが、 手数料やブランドの見せ方に制約がある。
それぞれ「得意なこと」が違います。まずは花屋さんが最初に検討することの多い汎用EC(BASE・Shopify)から、 料金と手数料を具体的に見ていきましょう。
BASE vs Shopify ― 花屋目線で料金を比較
汎用ECの2大サービスがBASEとShopifyです。 ざっくり言うと、BASEは「初期費用ゼロで気軽に」、Shopifyは「本格的に育てる」のが得意です。
BASE ― 月額0円から始められる手軽さ
BASEにはスタンダードプランとグロースプランの2つがあります。 始めやすいのは月額0円のスタンダードプランです👇
BASE スタンダードプランでかかる手数料(売れたとき)
合計すると、売上のおよそ 6.6% + 40円 が手数料の目安
月額0円。月商が大きくなったら、決済手数料2.9%・月額制の 「グロースプラン」に切り替えると割安になります。出典: BASE 公式「料金プラン・手数料」
Shopify ― 月額制で手数料率を抑える
Shopifyは月額の利用料がかかる代わりに、 商品数や機能が豊富で、本格的な運用に向いています。 日本円での支払いにも対応しています👇
| プラン | 月額(年払い時) | 向いている花屋 |
|---|---|---|
| ベーシック | 3,650円 | 個人・小規模の花屋 |
| スタンダード(Shopify) | 10,100円 | スタッフ複数・注文が多い店 |
| アドバンス | 44,000円 | 多店舗・大量注文の運用 |
※ 別途、決済手数料がかかります。出典: Shopify 公式「料金プラン」
💡 汎用ECを選ぶときの「花屋ならではの注意点」
BASE・Shopifyは「モノを売る」ことは得意ですが、配達エリアの指定・お届け日時の細かい指定・受け取り/配達の選択・ メッセージカード・立て札といった花屋特有の項目は自分で設定・カスタマイズする必要があります。 「花を贈る」体験まで作り込みたい場合は、後述の花屋専用システムも候補に入れましょう。
4タイプまるごと比較表
料金・難易度・花屋向け機能を、4タイプで並べて比べてみます。「◎=得意・○=対応・△=工夫が必要」で見てください👇
| 項目 | 汎用EC BASE/Shopify | 注文フォーム Google他 | 花屋専用 Daffodii | フラワー モール |
|---|---|---|---|---|
| 初期費用の低さ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
| 始めやすさ(設定の手軽さ) | ○ | ◎ | ○ | ○ |
| 配達エリア・送料設定 | △ | △ | ◎ | ○ |
| 受け渡し方法・お届け日時指定 | △ | △ | ◎ | ○ |
| LINEとの連携 | △ | △ | ◎ | △ |
| 自店ブランドの見せ方 | ◎ | △ | ○ | △ |
| 集客力(そのプラット自体の) | △ | △ | △ | ◎ |
※ 各サービスの仕様は変更される場合があります。最新の料金・機能は各公式サイトでご確認ください。花屋専用システムの評価はDaffodiiを例にしています。
この表を見ると、「モノを売る」なら汎用EC、「花を贈る体験まで含めて受注する」なら花屋専用システム、「集客もまとめて任せたい」ならモールという棲み分けが見えてきます。
💐 Daffodii
「うちの配達エリアや受け渡し方法だと、ネット注文はどう見える?」まずはお客様と同じ注文体験を、無料デモで確かめてみてください。
どのタイプが自店に合う? ― 選び方フローチャート
迷ったら、上から順に答えていくだけで目安が分かります👇
Q1. 配達をしている? お届け日時の指定は必要?
はい ✅
→ 配達エリア・日時指定が要になるので ③花屋専用システム が有力
いいえ
→ 店頭受け取り中心なら Q2 へ
Q2. 生花以外(ドライ・雑貨・鉢物)も広く売りたい?
はい ✅
→ 商品を並べて見せられる ①汎用EC(BASE/Shopify)が便利
いいえ
→ まず注文を受けたいだけなら Q3 へ
Q3. とにかく今日、無料で試したい?
はい ✅
→ ②注文フォーム(Googleフォーム等)で小さく開始
いいえ
→ 集客もまとめたいなら ④フラワーモール出店も検討
もちろん「これが唯一の正解」というわけではありません。店頭受け取り用の商品はBASE、配達の生花注文は花屋専用システム、というように組み合わせても構いません。 ただし在庫や注文が二重管理になると大変なので、 まずは注文が集中する入口を1つに絞るのがおすすめです。
なぜ花屋には「専用の受注システム」という選択肢があるのか
汎用ECが便利なのは間違いありません。ただ、花屋さんの注文は「モノを送る」だけでは終わらないのが特徴です。
- 🚚 配達エリアと送料 — 距離やエリアで送料が変わる/配達できない地域がある
- 🕒 お届け日時・受け渡し方法 — 「配達」か「店頭受け取り」か、時間帯指定も必要
- 💌 メッセージカード・立て札 — 贈り物だからこそ、ひと言を添える
- 🌸 繁忙期の予約上限 — 母の日・お盆などは受注が集中し、上限管理が要る
これらを汎用ECで実現しようとすると、設定やカスタマイズにかなりの手間がかかります。花屋専用の受注システムは、こうした項目が最初から用意されているのが強みです。
たとえばDaffodiiは、LINEから注文が届く花屋のための予約・注文システムです。 お客様はLINE上で商品・配達日時・受け渡し方法・メッセージを選んで注文でき、店側はスマホで受注確認からお客様への確認連絡までを完結できます。 「新しいアプリを入れてもらう」ハードルがなく、ふだん使いのLINEがそのまま注文の入口になります。
「取りこぼし」はどこで起きている? ― 注文チャネル別のイメージ
閉店後・多忙時の問い合わせが翌朝に流れてしまう
ふだん使いのLINEから、配達日時まで指定して注文できる
※ チャネル拡張による受注機会のイメージ図です。効果はお店の状況により異なります。
始める前のチェックリスト(共通の準備)
どのタイプを選ぶ場合でも、先にそろえておくとスムーズなものがあります。印刷して1つずつ確認してみてください👇
売る商品と価格帯を決める
定番の花束・アレンジを3〜5種類。写真と価格をセットで用意します。
商品写真をそろえる
スマホでOK。明るい場所で、同じ背景・同じ角度で撮ると統一感が出ます。
配達エリアと送料を決める
配達できる地域・エリア別の送料・配達できない日を先に整理します。
受け渡し方法と締切を決める
「配達」か「店頭受け取り」か。何時間前までの注文を受けるかも決めます。
決済手段とキャンセル規定を決める
前払い/当日払い、キャンセル・変更のルールを明文化しておきます。
この5つは、電話注文をきれいに受けるためにも役立つ共通の土台です。まずここを整えるだけで、注文まわりの混乱がぐっと減ります。
よくある質問(FAQ)
Q. 花屋がネット注文を始めるには、どの方法がいい?
A. 月の注文件数・配達の有無・ITの慣れで変わります。手軽に物販から始めるなら汎用EC(BASE・Shopify)、本格運用ならShopify、配達や受け渡し・繁忙期の上限まで含めたいなら花屋専用の受注システム(Daffodiiなど)、まず無料で試すだけならGoogleフォームが入口になります。
Q. BASEとShopifyはどちらが花屋向き?
A. 初期費用ゼロですぐ始めたいならBASE(月額0円のスタンダードプラン)。商品数が多く手数料率を抑えたいならShopify(ベーシックは年払いで月額3,650円〜+決済手数料)。どちらも配達エリアやメッセージカードなど花屋特有の項目は自分で作り込む必要があります。
Q. 汎用ECと花屋専用システムは併用できる?
A. 併用できます。「雑貨・ドライは汎用EC」「配達の生花は専用システム」と役割を分ける手もあります。ただし在庫・注文が二重管理になるため、まずは注文が集中するチャネルを1つに絞るのがおすすめです。
Q. ネット注文はスマホだけで管理できる?
A. 多くのサービスがスマホで注文確認・連絡まで完結できます。DaffodiiはLINEから注文が届き、確認もスマホで完了するため、PCがなくても運用できます。
まとめ
- ✅ ネット注文は「時間外・遠方の取りこぼし」を受け止める入口。物販EC市場は2024年に15.2兆円まで拡大
- ✅ 方法は大きく4タイプ:①汎用EC ②注文フォーム ③花屋専用システム ④フラワーモール
- ✅ BASEは月額0円で手軽(手数料の目安6.6%+40円)、Shopifyは月額制で本格運用向き
- ✅ 配達エリア・お届け日時・メッセージカード・繁忙期の上限は、花屋専用システムが得意
- ✅ まずは商品・写真・配達エリア・受け渡し・決済の5点をそろえ、入口は1つに絞って始める
「どれが正解か」よりも、自店の注文の入口を一度きちんと設計することが何より大切です。ネット注文の前段としてのデジタル化は、手書き・Excelの注文管理を卒業:花屋のデジタル化 最初の一歩で解説しています。LINEでの予約・注文の具体的な始め方は花屋のLINE集客・予約ガイド、web集客全体の設計図は花屋のweb集客 今日から始める7つのアイデアもあわせてどうぞ。導入費用が気になる方は花屋が使えるデジタル化・AI導入補助金2026 完全ガイドもご覧ください。
Daffodiiは、LINEでの予約・注文受付から会計・お客様への確認連絡までを1つにまとめた、花屋のための予約・注文システムです。 配達エリアの設定や受け渡し方法の指定も最初から用意されているので、 「花を贈る体験」までまるごとネット注文にできます。 まずは料金プランとあわせて、お客様と同じ注文体験を無料デモでお試しください。
※ 本記事は2026年7月時点の公開情報をもとに、各サービスの概要をわかりやすくまとめたものです。料金・手数料・プラン内容・機能は変更される場合があります。実際の導入にあたっては、必ず各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。
